自閉症、精神障害を抱える者にとっては悪玉と言えるオピオイドペプチドですが、これは小麦牛乳以外の食品からも生成されるようです。
オピオイドペプチド名
小麦=Gluten exporphin
カゼイン=casomorphin
大豆=soymorphin
ほうれん草及び緑葉=rubiscolin
小麦牛乳=グルテンカゼイン以外にオピオイドペプチドを生成する食品に
ほうれん草、卵、大豆、コーン
などがあるそうです(
wiki食品オピオイドペプチド、
wiki消化ペプチドを参照)。
下記の研究から小麦牛乳以外の食品もオピオイドペプチドを生成することがわかります。
●
ほうれん草に関して
・
植物たんぱく質由来オピオイドペプチドの中枢作用
●卵に関して
・京都大学大学院農学研究科 大日向/小田『卵成分の精神的ストレス緩和作用に関する基礎的研究』
●大豆に関して
・京都大学農学研究科/農学部/食品生理機能学の年次報告書内の記述
・大豆のペプチドのひとつが脳内のオピオイド受容体を活性化する
小麦牛乳のグルテンカゼインは問題ない体質でもほうれん草や卵、大豆、コーンに反応する体質の人もいる可能性があるので注意の対象が広範囲になってしまいます。
もしかすると厳格にグルテンカゼインダイエットをしても効果が見られなかった事例というのは、小麦牛乳以外のオピオイドペプチドが麻薬様に働いているのかもしれません。あくまで私の考えですが。
医学的には食物と自閉症、精神疾患の関係はマユツバ的、ごく一部の例外的事例として扱われているようですが、小麦牛乳以外のオピオイドペプチドを含む食品が原因である可能性は未検証であり、これがあてはまるなら多くの自閉症、精神疾患は食物由来ということになるでしょう。
小麦牛乳以外のオピオイドペプチドに関する有害性はネット情報からは見つけられませんでした(海外サイトは未探索)。
しかし大豆まで避けるのは日本人としては厳しいものがあります。グルテンカゼインダイエット、GFCFは欧米ではじまったものなので彼の地で最も消費量 の多い小麦牛乳を最も注意するのはわかります。これを日本に導入するならば大豆抜きも加えなければならなくなるのでしょうか。
日本では大豆の健康神話は牛乳の健康神話以上に根強いものがあり産業界からの強烈な反発が生じることから公の研究は難しいものと思われます。
どの食品のオピオイドペプチドがいけないのかは尿中のオピオイドペプチドを分析することでわかるそうですが、どこでそのような検査をしてくれるのかはわかりません。
ただ今のところ、自閉症や精神疾患と結び付けられているのは小麦牛乳のグルテンカゼインだけなので、元々アレルギーである方やグルテンカゼインダイエットの効果がなかったという方、探究心のある方以外は小麦牛乳断食だけでよいのではないかと思います。
大豆除去に関しては既に私は「2日おきの摂取」を自分で実験しています。今のところはグルテンカゼイン除去が効いているのか、大豆除去が効いているのか、 乳酸菌摂取が効いているのかはわかりませんが好調です。とりあえず小麦牛乳断食の節目である6ヶ月が経過したら大豆の本格除去も検討してみたいと思いま す。
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