過去記事「
小麦牛乳断食とは」に続き「小麦牛乳断食=グルテンカゼインダイエットの根拠」についてお話したいと思います。
過去記事「
小麦牛乳断食とは」ではグルテンカゼインが自閉症、精神障害の原因になるにはには二つの条件が必要になるとお話ししましたが今回は条件のひとつめ「麻薬様物質オピオイドペプチド」についてお話したいと思います。
グルテンカゼインが脳に悪影響する理由は脳内で麻薬様物質として働くからですが、消化の過程で麻薬様物質オピオイドペプチドに変化するためです。グルテンカゼインに直接含まれているというよりも消化酵素の働きにより変化、発生します。医療現場などで製品として使われる食物由来のオピオイドペプチドも同様の過程を人工的に作って取り出します。
そもそもオピオイドペプチドとはなんでしょうか。
脳内で麻薬のような効果をするものを
オピオイドペプチドといいます。オピオイドとは「
オピウム(阿片)の様な物質」という意味です。
ペプチドとはたんぱく質の最小単位と考えるのがわかりやすいようです。たんぱく質は消化の過程でアミノ酸に分解され、アミノ酸はペプチドに分解されます。たんぱく質の最小単位と考えるとわかりやすいです。
また、グルテンのオピオイドペプチドは別名エクソルフィンともいうそうです。
そしてこの
オピオイドペプチドが自閉症や精神疾患に大きく関わっていると考えるのがグルテンカゼインダイエット、グルテンフリーカゼインフリー(GFCF)と呼ばれる食餌療法の研究者であります。
食品に含まれるオピオイドペプチドは実際にモルヒネのよな作用し、医療現場での利用が研究されていたり、
摂食調節作用や学習促進作用、精神的ストレス緩和作用(抗不安作用)などの研究もされています。
「薬と毒は紙一重」で医者の管理下で使用するならともかく無為にその効果に晒されていれば問題が生じてもおかしくはありません。オピオイドペプチドを含む食品を継続摂取することはまさに阿片を日常的に摂取しているのと同義でもあります。
しかし小麦牛乳に麻薬様物質が含まれているとするなら「
小麦牛乳断食とは」で示した小麦の供給量や牛乳の消費量のデータでわかるように日本、世界中で最も多く消費されている食品のひとつなので、世界中がラリってしまうことになります。
このオピオイドペプチドが脳内で麻薬様物質として悪さをするのにはもう一段階の条件が必要となります。それは次回②麻薬様物質オピオイドペプチドが自閉症、精神疾患の原因となる条件でお話ししたいと思います。
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