小麦牛乳断食には自閉症、精神疾患の改善、アレルギーの改善の他にも素晴らしいメリットがあります。その一方でデメリットもあります。デメリットとなるところをいかに対処するかが腕の見せ所です。
現在考えられるメリットデメリット。
☆メリット
・牛乳を摂取しないので健康になれる
・牛乳を摂取しないのでガンになるリスクを減らせる
・健康=医療費がかからない
★デメリット
・買い物が手間
・最も安価でコストパフォーマンスの高い小麦牛乳が使えない=食費が上がる
・カルシウム不足
・ビールが飲めない=飲み会で不利
牛乳を摂取しないと健康になれる、ガンにならないというのは前衛的すぎるでしょうか?いえ、よく考えてみればわかることです。
自然界の人間以外の動物は大人になると乳は飲みません。大人になってもミルクを飲むのは人間とそのペットだけだと思います。そしてガンになるのは人間とそのペットだけ。まあ、自然界の動物は病院に駆け込まないだけでガンを発症しているのかもしれませんが。
あまにり有名であれですが、ガンと動物性たんぱく質摂取の関係を告発した『
葬られた「第二のマクガバン報告」』によると「
動物性たんぱく質の摂取はガンの苗に栄養を与えるようなものだ」とし、牛乳に含まれるたんぱく質である
カゼインの有害性を強調しています。
<参考>『across the Fukusima 不食の時代』がんとたんぱく質摂取
http://hushoku.fukuwarai.net/Category/23/
しかしカルシウムが不足してしまう心配にはどうすればよいのでしょうか。
牛乳以外の高カルシウム食品を摂取すればよいのです。
食品成分データベースで検索すればランキング形式でリストアップできます。
例えば↓、
おや?全食品中では牛乳は10位にすらランクインしていませんね。じゃあ別に牛乳じゃなくてもいいではないですか。
続いて食費があがってしまう懸念についてです。
小麦牛乳というのは食品の中で最も安価でチープな食品です。これがダメとなると当然食費は上がってしまうわけですが、果たして生活は苦しくなってしまうのでしょうか?
いえ、たぶん減少した医療費と相殺するとプラスマイナスゼロくらいにはなるのではないでしょうか。
そもそも、うつ病の原因とすら言われる小麦牛乳を摂取しないので苦しみ自体が減ると思います。
また、飲み会での振舞いが窮屈になりそうな心配もあります。
でもビールも麦からできているけど、そもそもビールにもグルテンは含まれているのでしょうか?
神戸女子大学の瀬口正晴先生のブログによると、<以下引用>
すべての小麦、ライ麦、大麦、オート麦、の貯蔵タンパク質(プロラミン+グルテリン)でCDが出ます。その中のプロラミン、グルテリンタンパク質が原因で 体に異常を来すようで、小麦グルテンだけではありません。従ってパンだけではなくビールなどもCD患者にとり駄目なのです。<引用終わり>とあります。
CDとはCeliac disease=
セリアック病のこと。グルテンに対する免疫反応が引き金になって起こる自己免疫疾患のことです。ビールにもグルテンが含まれるのでセリアック病にダメなら小麦牛乳断食にとってもダメなのです。
「そりゃ寂しくなるなぁ」とお嘆きの方も多いと思いますが、酒を飲んで得られる刹那の歓びと、健やかな身体が醸し出す静かながら永続的な喜びとどちらが良いですか、という話しです。
まあ、飲み会は「ビールは苦くて苦手」と言ってチューハイでも飲んでおけば楽しく過ごせます。テーブルに並ぶ揚げ物の数々、しめのラーメンなどはご法度ですが、メニューを開けばオツマミはたくさんあります。
小麦牛乳断食は即物的な部分でデメリットが色々ありますが、精神的な部分では気分の良さ、爽快さを感じることができ、私が思う大きなメリットです。その状態を維持したいがために続けているようなものです。