米粉パンというのを作ってみたくて唐突に作り始めました。私はいつでも気分で唐突に物事をはじめるのです。
米粉に塩、油、イースト菌が元気にしてる砂糖水を加えて練ってまとめて正しく摂氏30度ほどの場所で発酵→膨らまそうとしたのですが、生地の表面にクレーター状の細かい孔が現れただけで膨らんでくれませんでした。合計3時間は発酵させましたが待てど暮らせど2倍には膨らみません。
しかし香りは良いしまあ焼いてみようかと、フライパンでクッキングシートを間にしいてふたをして蒸し焼きにしてみました。
するとやっぱり焼いても膨らまず見るからにパンではなく、ちぎってみるともちっとし、細かな気泡らしきものはあるが米菓子そのままの様子。口に入れてみるともちもちとした食べ応え。酒粕のような発酵風味が広がり、甘みと塩気のバランスもほどよくとても美味しい。
しかしパンではない。これはなんだろなー、と思い出しているとこれはお焼きだとガテンがいきました。
お焼きとしてはそうとうに美味しい部類に入ると思います。深大寺辺りで200円くらいで売っていてもおかしくはありません。
なにも調べずにいきなり作ったら美味しいお焼きができてしまいました。
しかしふわふわのパンを食べてみたいのです。うまく膨らまないのは上新粉を使ったせいなのかと疑っています。小麦の場合グルテンの働きでゴム風船の表面が滑らかに伸張し均一に膨張するように、炭酸ガスの膨張力を生かせるのですが、上新粉の粘りのなさのせいでガスが抜けてしまい膨らまないのだと思います。
ちゃんと調べてリトライしてみたいと思います。
PR