3.11、福島原発事故後に、身体への放射能障害に乳酸菌が効果あり?!というお話しで一躍インターネットユーザー層の間で有名になった
飯山一郎氏をご存知の方は多いと思います。
最近では乳酸菌のミストを吸引するという手法で副作用が多発したとのことからマスコミに叩かれておられました。
効果と副作用の真偽はともかく、私としては乳酸菌と放射能の関係についてはあまり関心がありません。正直、汚染エリア(関東東北)においては乳酸菌だろうが、ゼオライトだろうがスピルリナだろうが、何をしようが焼け石に水だと考えています。例えるなら「どしゃ降りの雨の中で濡れないようにと新聞紙でできた傘をさすようなもの」だと思います。つまり大量の放射性物質の前では小手先の対処など焼け石に水だということです。
もう一人、3.11以降インターネットユーザー層の間で有名になったお方に
東海アマ氏がおられます。この方の過激な地震予報と過剰に恐ろしい情報の数々は癖になります。
そして
東海アマ氏の本日のツイートのひとつに↓
酒から放射能が検出されない理由は何か? 酵母が放射能を消すのかもしれない EMBCと同じかも
というものがありました。言われてみればマスコミの隠蔽を加味したとしても日本酒の残留放射能が問題にならないのはおかしい気がします。
たしかに日本酒で使う米は食用の精白米をさらに削って中心核の部分を使うので放射性のチリが付着しやすい外殻部分よりもベクレルが低いのは考えられますが、問題は稲の生育過程で水田から吸い上げる放射性物質の蓄積です。これによる残留放射能はいくら外殻を削ろうとも除去できないはずです。
にもかかわらず、日本酒から放射性物質を検出したという話しはマスコミはもとよりネットでも見かけません。EUの輸入規制でも対象外とされているようです。
酒から放射性物質が検出されないのは酵母菌が放射能を除去しているからだ、ということですが、これと先にあげた飯山氏の乳酸菌で放射能除去のお話しを合わせると何やら有り得ない話しでもなさそうな気になってきます。
乳酸菌も酵母菌も学術的に近しいという認識のようです。どちらも似たような単純な細菌であり、同様に糖を分解する生き物であります。
そんなふたつが別々のところで放射能除去効果という点で引き合いに出される。なんとも意味深に思えてしまいました。