前回の酒粕ヨーグルトで酵母が合わない体質であるという暫定的な結論に至ったわけですが、そうすると酒粕が余ってしまい、かといってムゲに捨ててしまうというのも忍びないので残ってるぶんだけ食べてしまうことにしました。
「断食修行者なのにゆるい!」と叱られそうですが、あくまで暫定的な結論であって、今後10日ほど酵母抜きをした後、改めて加熱処理してアルコールをしっかり抜いた酒粕でテストしてみたいと思います。
で、残っている酒粕でホワイトソースパスタを作ることにしました。
酒粕は単なる米粉と違い豊かな酵母の働きで風味と滋味深いコクはチーズに負けず劣らずです。水で延ばすとダマにならずにきれいに伸びてくれるのでソースとして使えます。
酒粕と味噌、醤油、ダシが合わさると日本のトラディショナルな味わいになりますが、コンソメ、チキンスープなどの舶来の素材と合わさると意外にすんなり外国色に染まってくれます。
鍋で酒粕を伸ばしながら加熱してゆきます。ダマが消えないようなら味噌をこす要領で溶かします。一度沸騰させてアルコールを飛ばします。
別の鍋でネギを炒め香りを出します。ブロッコリーなどお好みの具材を炒め、適当なところで伸ばした酒粕を流し込みます。
コンソメ、チキンスープなどお好みのスープの素を加え、コショウを加えます。塩加減と味を決めたらあらかじめ戻しておいた
平打ち麺のビーフンを投入し、麺にスープを吸わせながら味をなじませてできあがりです。
↑冷めにくいようにどんぶりに盛り付けてますがパスタのつもりです。箸で食べたらうどん。フォークに巻きつけて食べればパスタなのです。
少ない食材で作りましたが濃厚な味わいです。酒粕だけあって旨味じゅうぶんです。チーズではありませんがチーズを使ったホワイトソースのパスタ並に満足感は得られます。
でもこれ全部お米で作られているのです。麺も米ならソースも米。米ばっか食べてることになります。米というのはごはんだけではなんだなあ、としみじみ思える味でした。
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